チェンマイの市街から、少しだけ外へ。
チェンマイとランパーンを結ぶ幹線道路の脇に、その店はある。
ラープパタン。
店の名前に、そのまま料理の名前が入っている。
観光客向けの佇まいではない。
道路に面していて、専用の駐車場もない。
石を模したテーブルについて、いくつか頼む。
運ばれてきたのは、色の濃い皿ばかりだった。
三つの皿と、もち米

手前のピンクの皿に、黒っぽく仕上がったラープ。
細かく刻まれた肉の上に、パクチーがこんもりと載っている。
ひと口。
まず香辛料の粉っぽい苦みが来て、そのあとに塩気と、じわりとした辛さが追いかけてくる。
北のラープは、酸っぱくない。
ライムのきいた東北のラープとは、まるで別の料理だ。
青い皿には、こんがり揚がった骨つきの鶏。
奥のピンクの皿は、濃い茶色の煮込み。とろりとした汁に、大きな肉が沈んでいる。
そして、竹のかごに入ったもち米。
指でちぎって、軽く丸めて、ラープに押しつけてから口へ運ぶ。
この食べ方でないと、たぶん最後まで辿り着けない。
苦さと辛さを、白い米が何度も引き取ってくれる。
道路沿いの、一軒
きれいな店ではない。
テーブルの表面は使い込まれていて、皿の色もばらばら。
それでも、地元の人が次々に入ってくる。
看板に料理の名前を掲げている店は、たいていその一皿で勝負している。
口のなかがひりひりしたまま、外に出る。
ごちそうさまでした。
店舗情報
店名:ラープパタン(Laab Pa Tan)
エリア:タイ・チェンマイ/チャーンプアック
住所:342 Chiang Mai-Lampang Rd, Chang Phueak, Mueang Chiang Mai 50300
アクセス:市街地から少し離れているため、車・バイク・配車アプリが便利
ジャンル:北タイ料理・ラープ
営業時間:22:00まで
電話:+66 85 106 7225
予算:ひとり1〜200バーツ程度
※専用の駐車場はなく、店の前の路肩に停めることになる
※営業時間は変わることがあります。訪問前に確認を。