麻布十番 価格・雰囲気・味よし 若き鮨エリートが握る「鮨 詠心」

友人から「最近は名店出身の若手鮨エリートが続々と麻布十番にお店を出し始めていて通っているの…。」と聞き、連れて行ってもらったのが「鮨 詠心」さん。場所はTSUTAYA六本木店から徒歩3分ほどの場所にあり、麻布十番と六本木どちらからもアクセス◎。
表通りに面しているので迷うことなく到着できました。ここならお店待ち合わせにも向いています。

こちらのお店は【おまかせコース 22,000円】のお店というのもすごく分かりやすくて良い。大将はまだ20代というから驚きです。東京のお鮨屋さんというのはまだまだまずは誰かに連れて行っていただく、紹介していただく、ちょっぴり背伸びをする場所という文化が残っているように感じるので、美味しいお鮨を食べたいけれど有名店のドアをいきなり叩くのは気が引ける…という方も多くいらっしゃるのでは?と思います。誰かに紹介をお願いするのも面倒ですし、そんな時にぴったりのお店かと。席数はカウンター10名のみ、いらしているお客様も20代後半から40代なので、良い意味でリラックスして頂けます。

さて、頂いたコースを忘備に。
はまぐりの出汁☆/オコゼ/ホタルイカ☆/鯛の白子☆/ホッキ貝炙り☆/メヌケ/自家製からすみ☆/ 金目鯛 をつまみつつ日本酒をいただきます。このおつまみが非常にバランスが良くて好みのものが多かった。(☆印がオススメのもの)
カラスミは驚きの厚さなのでこのボリュームは塩分取りすぎるかな?と思ったら自家製で作っており塩分控えめ。のりとの相性がよく日本酒が進むいい塩梅でした。旬のホッキ貝も鯛の白子もレベルが高く、すごく良いです。 金目鯛はパリっとした皮とフワッとした白身の食感が嬉しい。

揃えている日本酒もとてもいいセレクトで間違いないのも嬉しい。時々知らない日本酒を紹介してくださるものの、ペアリングが微妙なこともあるのですが、裏切らないシリーズを揃えるのは若手のお店ではすごく大事だと思います。基本に忠実だけど、細部に工夫を凝らす、できることは自分でするという気持ちが感じられて心地よかった。

さて、つまみを堪能したら次は握りへ。
最初に出て来たのは「中トロ」。名店などにマグロを仲卸しているフジタ水産から仕入れているそうで、さすが名店で修行されただけありいいルートをお持ちです。握りの中で1番自信があるところを最初に持って来たのかな…と感じるほどで、私はこの中トロが握りの中で1番好きでした。

とはいえ、他の握りも素晴らしかったです。若手ならではの基本に忠実な仕事に、ちょっぴり自分なりのスパイスを効かせたスタイル。(例えば、ウニの手巻きでサプライズさせたり、蟹巻の蟹のボリューム感など)がすごく好印象です。
カレイ/赤イカ☆/小柱/小肌/車海老☆/雲丹☆/蟹巻/カマトロ/穴子/あら汁/かんぴょう巻いなり☆/玉子

使用している器も素晴らしいですし、お店の雰囲気や席数がカウンター10席のみと少ないのもすごく良いですし、対象が若く柔らかい発想で新しいことにチャレンジされているのだな、と感じました。これは人気に火がつく前に常連になっておきたい!(笑)
後輩にこっそり教えたくなる次世代の良店だと思います。またぜひお邪魔させていただきます。

鮨 詠心
https://sushi-eishin.com/
東京都港区麻布十番1-5-6 鳥居坂ファースト 5F
03-6455-4382

鮨 詠心寿司 / 麻布十番駅六本木駅赤羽橋駅
夜総合点★★★★ 4.0

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